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ベトナム出張報告
2022年10月ベトナム出張報告
トヨタ財団からの研究助成プログラムにおける活動の一環で、2022年10月にハノイに出張しました。
大変遅くなりましたが、以下の通り報告します。
10月20日 ティエン・ドゥック高齢者ケアセンター視察
スマホの動作不良にて画像が少なくて申し訳ないです。
こちらは郊外にある、日本でいうところの有料老人ホームの古株施設でした。
EPA帰国者の採用や周辺在住の現地未経験者を教育してスタッフに迎えており。給与設定を地域で就労するよりも高い設定にしてあることから採用に苦労はない様子。
施設は多床室から特室まで整備されており、特室は月額で日本円14万円程度というから、相当の富裕層でなければ利用できないといってよいのでしょう。
220名程度の方が入所しているそうですが、状態像についての詳細や、費用負担が可能であること以外に入所要件等が存在するのかは不明でした。
介護を要する方はほとんど見られず、車いす自操の方を見かけた程度でほぼ自立した方ばかりをお見掛けしましたが、リハビリテーション兼レクリエーションルーム、特浴(ミスト浴)なども整備されており、要介護状態の方も一定程度存在する、あるいは受け入れ対応できる様子です。
いわゆるジャパニーズカイゴを採り入れており、備品や用具、設備にもその様子は窺えるものの、一般浴室については不評でほぼ機能していないということでした。
これは、ベトナム文化が他者と一緒に入浴するという者になじまないためのようです。
私の知るベトナム人も、ホテルの共同浴場(温泉)には入らず、部屋風呂で済ませていましたので、こういった慣習等に対応していくことはとても大事なことでしょうが、高齢化を迎えていく中では介護側、被介護側のどちらもが妥協しなければならない点が多少なりとも出てくることは間違いありません。
日本では解き放たれた感のある家族介護に希望や意向を持っている中で、ベトナムにふさわしい介護というものはジャパニーズカイゴのスタイルと決してシンクロするわけではないことを、この一般浴槽が顕著に表しているように思えました。
また、スタッフの給与が地域で就労するよりも高い設定に出来るというのは非常に羨ましい話。
もっとも、それだけ利用料に跳ね返るのかもしれませんが。
何人かの利用者とは話をする時間を設けられました。
大型船舶の船長や医師などを務めていた方で、ベトナム国内で高収入を得ている職業の方たち。
滞在時間が極めて短かったために、この施設とは対極にある低所得者等を利用対象とした施設を視察できなかったことは残念でした。
10月21日 ベトナム看護協会第10回総会出席
午後の「高齢者介護」分科会においてAHP/AHP加盟の奈良東病院グループよりプレゼンテーションを行う。
参考https://www.youtube.com/watch?v=mc26QnTyPek
分科会座長は以下のとおり
MSN.ファム・ドウック・ムック ベトナム看護協会会長
グエン・クアン・トーン博士 カントー医科大学学長
グエン・トゥアン・ゴック ティエン・ドウック高齢者ケアセンター長
MSN.ファム・トゥ・ハー ベトナム看護協会継続教育部長
MSN.チャン・ティ・フォン・トラ セントラル老人病院看護部長
プレゼン内容を資料のまま翻訳すると以下のとおり。
・食事支援・ロ腔ケア研修の開発と評価インドネシアでのプログラムから
平野裕子長崎大学教授
・CNCS/VNAと日本との完全協力による高齢者介護のための基本スキル教材
剣持敬太 二文字屋修 AHPネットワークス
・高齢者介護の基礎技術プログラム開発および完成のプロセス
ファム・トウ・ハー ベトナム看護協会継続教育部長
・吐山校における介護福祉士研修モデル
岡田智幸 奈良東病院グループ事務局長
・日本における高齢者介護型看護モデルの育成の動向
山崎直美 畿央大学看護医療学科教授
・日本語教育と組み合わせた介護者養成モデル カントー医科大学にて
マイ・アイン CICS Vietnam Company
・依存症の評価と総合的な需要 2020中央老年病院における高齢者ケアサービス
チャン・ティ・フォン・トラ セントラル老人病院看護部長
「高齢者介護」という、まだベトナムではこれからの括りの分科会ではあるが、看護協会長が座長に入り、多くの参加者の中でプレゼンとそれに伴うディスカッションが行われた。
AHPに関連する剣持・岡田・マイの三者に共通するのは、すべては“日本のためではなくベトナムに介護を培うため”のものでなくてはならないということ。
我々AHPはこれまでの活動はもちろん、今回のトヨタ財団プロジェクトにおいてもベトナムがベトナムにふさわしい高齢者介護と、新たな介護専門職像を創っていくことに対する側面支援としての矜持を持ってきました。
ベトナム看護協会が現在、国に認可を求めているテキスト作成の監修にあっても、家族介護を慣習としてきたベトナムの在り方を大事にしていくべきと受け止めてきました。
プレゼンター以外にも外国人は見られ、その中から座長に対する質疑が入りました。
ベトナムが国としてどう考えているのかを問うような内容でしたが、職能団体や介護施設病院のスタッフでは答えようのない質疑。
空気の読めない関係者は、やはリ自国の介護を押し付けたりするに違いないと感じた次第です。
ムックベトナム看護協会長には離越まで歓待いただきました。
相互の“利益追求型では繋げない”のあるなしが、最後には真価が問われるところになるだろうと感じました。
10月22日 ハイフォン社視察
AHPとしては過去にも接点のある送り出し機関ですが、2019年に新社屋に移転したため表敬訪問し、見学をお願いしました。
ちなみにハイフォンの由来は地名ではなく、元々の語意である「海風」です。
2003年4月に設立されたハイフォン社は従業員約270、地下インフラ、日系企業コンサル、投資貿易、技能実習送り出しと多角的な事業展開を行っています。
技能実習生はこれまで4000人を送り出しており、自社新社屋と同時期に学校を買い取り、自社の工科短期大学を設立、介護学科のライセンスも取得中とのこと。
これまでベトナム国内での高卒者を送り出していたそうですが、リクルート難であることや、送り出し後の諸問題は候補者の学歴も影響しているのではないかと捉え、ターゲットを大卒や短大卒に絞り、現在では優良送り出し機関(500社中11社のみ)の認定も受けています。
自社経営の介護施設の開設も検討段階ということで、工科短期大学では熱心な日本語教育が展開されていました。
多角的事業経営体である以上、ビジネスモデルとして介護を捉えているのは当然でしょうが、だからこそ高等な教育なども提供できているということも言えます。
整備されているものは最新式のもので、潤沢な予算が使われていることが感じられました。
優良送り出し機関としての誇りが強く感じられ、数多の送り出し機関のうちのひとにぎりによる不適正な行為が、来日したベトナム人を十把一絡に違法行為の多い集団と思わせていることを憂いていました。伺う話によると、優良送り出し機関の認定は厳しい審査があるようで、他の送り出し機関との温度差はとても大きく、業界全体の底上げが課題であるということでした。
自らの方に利の多い関係をWIN-WINだと捉えるまやかしは、何もベトナムだけに限らずです。
目に見えない利にも目を向けていけるとよいですね。
10月セミナー開催
セミナー開催
相談窓口のメールアドレス変更について
日本に住んでいるベトナムの方々へ (2020.09.02にメールアドレスを変更しています)
新型コロナウイルス(COVID-19)について、厚生労働省のニュースがありますが、ベトナムの方から「日本語が難しくてわからない」という問い合わせがAHPにきています。専用のメールを作りましたので、もしあなたがウイルスのことやPCR検査、妊娠・出産など困っていることがあればこちらにメールしてください。日本の看護師資格や助産師資格を持っているベトナム人が相談にのります。日本語でもベトナム語でもOKです。無料です。
ahpnet2010@gmail.com
Thân gửi những người bạn Việt đang sinh sống tại Nhật BảnCó những thông
tin thời sự từ Bộ Y tế Phúc lợi và Lao động liên quan đến dịch COVID-19,
song AHP chúng tôi nhận được một số phản ảnh rằng “tiếng Nhật khó quá nên
không hiểu”. Chúng tôi đã lập địa chỉ mail chuyên dụng để hỗ trợ, nếu như
bạn có những khó khăn về giải đáp VIRUS hoặc xét nghiệm PCR (xét nghiệm
sinh học phân tử),mang thai, sinh nở, xin hãy gửi mail cho chúng tôi. Sẽ
có những người Việt Nam có chứng chỉ quốc gia điều dưỡng và chứng chỉ nữ
hộ sinh tư vấn cho các bạn. Tiếng Nhật, tiếng Việt đều được hết. Mọi tư
vấn đều miễn phí.
ahpnet2010@gmail.com
都政新報 2020.08.18
奈良東病院グループの取り組み
ベトナム語版「老年看護・介護」テキスト完成!!
ベトナムも高齢化が進み、全国の主な病院に老年科が設けられている。そこで看護を担うためには看護学校で老年看護を学んでおく必要がある。
しかし老年看護分野の詳しい教科書がないことがわかり、そこで日本の看護教育で使用されている教科書を基にベトナムが必要とするテキストを作成しようという事になった。その発端は2012年に始まっているが、今回それをリニューアルして最新版の作成となった。
我々が作成している「老年看護介護」テキストの内容は、日本の看護大学で使用している「老年看護学」を基本としている。
「老年期の心身の変化と健康」や「老年期と認知症」など老年期の特徴を学び、急性期、慢性期、回復期そして終末期にわけてそれぞれの老年看護が学べるように配置した。さらに「介護」を付け加えて看護学生が高齢者介護を自然に学べるように工夫、老年看護が全9課、介護が全8課で全350ページほどの部厚いもので、看護分野が全体の8割を占めている。
ベトナムの看護教育の現状に合わせて、先生方が使いやすく、学生が学びやすいように、ベトナム看護協会のムック会長にも編集に携わっていただいた。
(二文字屋 記)
セミナー共催
6月14日(金)大阪私学会館にて日本・ベトナム介護セミナーを共催します
詳しくは【日本・ベトナムEPA】をご覧ください。
2019.02.20
2018.02.11
「左見右見しながらも開きつつある外国人介護士受け入れの扉」
これまで介護の仕事で外国人を雇用しようとすると、定住者、永住者、日本人の配偶者等、留学生のアルバイト(週28h)などの在留資格(VISA)を持った方々が対象だった。
またはインドネシア、フィリピン、ベトナム三国のEPAも経済連携の一環とはいえ就労者であり、ここに加えることに違和感はないだろう。
2017年はさらに枠組みが増えた。
4月に施行された「介護」の就労ビザと11月施行の技能実習制度による介護士である。
前者は介護福祉士養成校留学を経て介護福祉士国家資格を取得した者に交付される。
後者は技能移転を理念とする制度で、3年又は5年に限られて実習の在留資格が与えられる。
満を持したかのように、昨年は介護留学生が激増した。
しかし就職先を固定化した留学生受け入れになってしまうと問題だろう。
介護技能実習生受け入れは話題は盛り上がっているがまだ多少時間がかかる。
たとえばベトナムでは担当する労働・傷兵・社会省海外労働局による送り出し機関の選定が終わっていない(2月10日現在)。
284社ある送り出し機関がどこも自由にやれるわけではないのだが、日本国内ではすぐにでもやってくるようにイメージされている。
また移転すべき技能を三大介助としているが、東南アジアは日本人のようなお風呂好きとは限らない。
家族介護の文化圏に施設介護がどうマッチするだろうか、考えなくてはならない課題だ。
「もちろんそれは建前で実際は就労でしょ、EPAも同じではないですか」と言われれば、うなずくしかないのだが。
日本の制度は一気には変わらないのだが、これまで外国人介護士受け入れに反対していた日本介護福祉士会は今や受入れ支援に転換している。
徐々に扉が開きつつある受け入れ方向に、逆戻りはないだろう。
ただ介護士不足は先進諸国共通の悩みであり、一歩も二歩も三歩も出遅れている日本にどれだけの介護労働者が興味を示すか、大きな課題ではある。
関係資料はこちらをクリックください。
2017.12.16
2017.10.28
「看護と介護の日本語教師のための教師研修」in佐賀
当法人から「外国人介護人材受入れの現状と課題」についてプレゼンしました。
これまで首都大学東京秋葉原サテライトで開催されてきた「看護と介護の日本語研究会」が、10月28日に初めて地方で開催しました。
新たな技能実習制度施行前夜でもあり、多くの参加者が佐賀大学に集いました。
当法人から二文字屋が発表した資料を添付いたします。
こちらをクリックください。
2017.08.15
国際フォーラム「持続可能な成長のための健康長寿社会への投資」参加報告
8月15日にベトナム・ホーチミン(ニューワールドホテル)にて、「持続可能な成長のための健康長寿社会への投資(国際フォーラム)」が開催され、今回、アジア医療・健康構想メンバーに一人として参加しました。
アジア諸国では、この数年で短期間として高齢化を迎える国々が多いことから、その課題に対し、早急に整備していくことが重要です。
すでに高齢化を経験している日本としては、そのノウハウを提供しながら、アジア諸国の高齢化対策を整備していくことが一つの役割。
特に、地域包括ケアシステムに視点をあて、高齢者の自立支援をテーマにすることが、財政的にもメリットがあること、そして、何より高齢者やその高齢者を支える家族が住み慣れた環境で長く生活していくことを推奨していきたいところです。
今回は、両国の国会議員をはじめ、アジア医療・健康構想の主要メンバーが参加しており、事業推進に向けて大きく加速していく感じがしました。
(岡田智幸 記)
2017.06
さつき台病院勤務のベトナムEPA看護師Nguyen Son Ha君が、安倍総理主催のフック首相歓迎晩餐会に招待されました。
6月6日に迎賓館赤坂離宮で、ベトナム社会主義共和国首相フックご夫妻の歓迎晩餐会が催されました。
JVEPA第1陣でさつき台病院に入職し、看護師資格を取得したHa君が招待され、日越の架け橋となりました。
詳細はこちらをご覧ください(クリック)
2017.01
矢田代表が、安倍総理ベトナム訪問での日越ビジネス会合で医療・福祉人材のプレゼンをしました。
2017年1月16日~18日の日程で、ハノイで開催された日越ビジネス会合で、ベトナム人看護師・介護士受入れの意義についてプレゼンテーションをしました。
詳細はこちらをご覧ください(クリック)
2016.07.22~2
ハノイで「日本の看護と患者ケア」セミナー開催
7月22日と23日の二日間にわたり、ベトナム看護協会と全日本病院協会の共催による看護セミナーとワークショップが開催されました。
セミナーのテーマは
「日本の看護の全体像」
「看護師の役りと職務=感染制御を中心に=」
「老年看護と介護=病院から在宅まで=」の3題。
翌日のワークショップでは
「脳出血の患者と廃用症候群の看護」
「傷の処置と褥瘡予防・処置」
「日本の介護度判定とケア内容」について発表があり、参加者との意見交換がありました。
日本のベテラン看護師が具体的的実践を通した資料を作り、政策、教育、実践を伝える内容となり、日越両国の看護師の善き交流の場となりました。
AHPネットワークスは、今回のコーディネイトの大役をはたすことができました。
2015.12.05
2015.03.21~26
3月21~26日の間、介護保険制度の施行を控える台湾で介護スタディツアーを開催しました。
21,22日は台南市の私立媽廟老人養護院で施設見学と行事への参加、ミーティングを行いました。23日は高雄市に移動、輔英科技大學 護理系學會で、AHPから「日本の介護」についてのプレゼンテーションを学生に対して実施しました。「介紹日本的介護福祉専門學校的課程」剣持敬太
「介紹日本的介護學校留學獎學金制度和介護業務内容」 岡田智幸
24日は台北での介護職員研修セミナーに出席、25日は常喜老人養護暨長期照護中心・馬偕醫學院、26日に中華安全行動照護協會を訪ねるスタディツアーでした。
台南、高雄、台北のみなさん、ありがとうございました。
2014.11.15
2014.08.30
2013.07.16
ベトナム看護教育支援「老年看護学」の準備進行中です。
世界銀行東京開発ラーニングセンター&世界銀行ベトナムとAHPによる、ベトナム看護師教育サポートの第二回として「老年看護学」の作成がほぼ終わりました。
2011年に開発したベトナム向けの「精神看護学」に次いで、「老年看護学」の開講準備が進んでいます。
これは世銀東京の支援を受けて行っているもので、ベトナムの看護教育で手薄な分野を補強しようというプロジェクトです。
高齢化の始まったベトナムは、国立並びに省立病院に老年専門診療科を設けて高齢者医療を積極的に進めようとしています。
しかし、ドクター養成は行われているものの看護師には手が回らないのが現状。そこで老年看護の専門性を学んでもらおうと、全11回合計約1000時間のビデオを作成しています。
城西国際大学看護学部・袖ケ浦さつき台病院の協力を得てPPTと講義を収録し、それをベトナム語に訳して世銀のエデュケーショナルサイトにupし、ベトナム各地の看護師や看護教育関係者が学べるようにしています。
作成にあたった先生方と受講生が回線を結んで質疑応答などもできるようにして、一方的な講義にならないよう計画しています。
2013.07.11~
「シルバー新報」連載記事『来年、ベトナム人介護士がやってくる!』
シルバー新報(㈱環境新聞社 http://www.silver-news.com/others/about.html) に寄稿した日本・ベトナムEPA(JVEPA)に関する5回連載の記事です。
第1回「外国人介護士が考える介護は『健康・工夫・共感』の3K」
第2回「『外国人専門職は受入れ』も、認められない介護の在留資格」
第3回「民間主導で越人看護師を養成、『対等』が信頼関係構築のカギ」
第4回「ベトナムのEPAへの熱意、新しい枠組みは成功するか」
第5回「JVEPA事前教育の落し穴、候補者のためになる対策が必須」
ぜひ、ご覧下さい。詳しくはこちらからどうぞ。
2013.07.03~07
ベトナム助産師会支援に南野知恵子先生と訪越
中央:南野先生、右端:ハン会長
7月3日から7日の日程で、南野知恵子元法務大臣とハノイでベトナム助産師会(VAM)会長Ms,hanhと支援の打ち合わせを行った。
出会いは1990年に国際助産師連盟大会が日本で開催された際に、ベトナムから初めて参加されたのがHanhさん。しかもご自身の指輪などをお金に換えて渡航費を工面されての自主参加。
その熱意に打たれた南野さんがベトナムの助産事情を伺うに「なんとかせねば」と、1995年のベトナム助産師会設立に尽力された。
日本大使館公邸にて
そして来年の設立20周年を控え、VAMの本拠地フエに教育センターを造りたいというのが念願で、「教育充実のためには教室が必要」と南野さんの訪越となった。
推察するに相当のご年齢と思うのだが(失礼)、南野さんのフットワークは驚くほど軽い。
実質3日間で、保健省Tien副大臣やKhai科学技術省副大臣とのミーティングから始まり、ハノイ省立産婦人科病院、国立産婦人科病院、民間のVIN
MEC病院産科などを見学して日本大使館で谷崎大使とのランチミーティング。
帰国する日はハノイから片道3時間かけてナムディン看護大学でのプレゼンに参加し、その後省立産婦人科病院を見学、VNAと最終打合せして深夜便で帰国された。
ナムディン訪問中に誕生した赤ちゃん
人のために働く生涯現役の人生は輝いている。(文責:二文字屋)
2013.05
2013.05.06~12
ダナンとハノイを訪問するJVEPAスタディーツアーを行いました。
ダナン医薬医術大学でのEPAセミナー
5月7日は、ダナン医薬技術大学(DUMTP)でEPAセミナーを開催しました。
梶原 優先生(AHP最高顧問、日本病院会副会長)が日本の医療福祉政策について講義をし、その後、竹内美佐子さん(袖ヶ浦さつき台病院看護部長)が日本の看護師業務について、奥田大輔さん(千寿会介護指導員)が介護福祉士業務についてプレゼンし、最後に二文字屋(AHP専務理事)が、JVEPAスキーム解説をして参加者との質疑応答が続きました。
保健省Le副大臣表敬
ハノイではEPAベトナム側交渉団メンバーと再会し、夕食会では大いに盛り上がりました。
保健省Le Quang Cuong副大臣とのミーティング、EPA候補者たちが日本語研修をしているLOD日本語センター見学、在越日本大使館でEPA担当者とミーティングや病院見学など、暑いなかでしたが多くの関係者とお会いしました。
国立老年病院との意見交換
最終日は国立老年中央病院と高齢者医療について意見交換をした後、アトランティック財団主催のディナーに招かれ、再会を期して帰国しました。
2013.04.21~28
ベトナム高齢化対策視察団が来日しました
日越介護セミナー@さつき会
ベトナムの高齢化に対処する政策提言や対策を実施をしているメンバー8名(ベトナム女性協会、保健省医療健康局、同公衆衛生研究所、ハノイ中央老化専門病院など)が4月21日~28日の日程で来日しました。
3月に視察調査のコーディネートを依頼され、各種介護現場を視察し、また各方面の専門家の講義や対話をしていただこうと多くの方々にご協力戴きました。
セミナー参加者
国際医療福祉大学大学院竹内孝仁教授をはじめ、京都大学の安里和晃准教授の講義、また東京都健康長寿医療センター研究所訪問、全国老施設協主催によるディナーミーテイングや、袖ケ浦さつき台病院並びに介護施設では1日かけて見学と日越老人介護セミナーを開催しました。
梶原先生の講義を終えて
最終日はAHP特別顧問の梶原 優先生(日本病院会副会長)による日本の医療福祉制度をレクチャーしていただき、実り多い視察になったとベトナム側から感謝していただきました。
2013.03.10
2012.12.18
2012.04.27
2012.04.24
ベトナム・ハノイの国際会議場において、べトナム看護協会・AHPネットワークス共催の日本・ベトナムEPAセミナーを開催しました。
たくさんのベトナム看護教育関係者、病院関係者、研究者にお越しいただき、ありがとうございました。
AHPからは日本の介護・看護について、現行インドネシア・フィリピンEPAの問題点とVJEPAスキームについて報告いたしました。
「セミナー報告の様子」
「ベトナム看護協会とAHPネットワークスが覚書を交わしました」
4月24日にハノイにおいて日本ベトナムEPAセミナーを開催しました。
ベトナム看護協会とAHPネットワークスの共催によるもので、ハノイ国際会議場にて看護教育関係者と研究者など約120名ほどの参加者がありました。
23日には、べトナムのラジオ局(VOB)でインタビューがあり、リスナーから多くの問い合わせがありました。
セミナーでは、AHPグループの千寿会が介護のプレゼンテーションを行い、袖ケ浦さつき台病院が看護のプレゼンテーションを行いました。また、東和グループが病院の紹介をし、最後にインドネシア・フィリピンの現状を報告し、べトナムEPAスキーム内容を詳しく説明しました。
ベトナム国内でJVEPAに関する初めてのセミナーでもあり、フロアーから活発な質問がなされました。
また、AHPとベトナム看護協会が、看護・介護人材の交流と教育支援を行うための覚書を交わしました。
日本・ベトナムEPAセミナーの通訳には、「AHPベトナム人看護師養成支援事業」の一期生・二期生が担当してくれました。
当日配布資料:AHPの紹介、「AHPの報告」をダウンロード
ベトナム看護協会と協力関係(Memorandam of Agreement)を結びました。
VJEPAにおける当事者にとってよりよいシステムになるような協力と支援を協働で行う。
2012.04.13
シルバー新報2012年4月13日付け第5面に、AHPネットワークスのオピニオンが掲載されました。
「課題山積みのEPA」という特集内で、現行EPA制度について専務理事がコメントしました。
2012.04.01
ホームページをリニューアルしました。
この度、NPO法人 AHPネットワークスのホームページをリニューアルしました。
併せて事務長ブログも新しいものに変わっております。
随時更新していく予定ですので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
2012.03.10
2011.12
2011.12 「ベトナム看護教育リーダー育成事業・精神看護学」現地ワークショップを開催しました。
「ダナンでのワークショップ。日本から持参した用具で実演」
「世界銀行ハノイ会場でのワークショップ。認知症患者の看護方法を日越比較してみた。」
精神看護学10回の講義を更に理解を深めるために、講義担当の岩崎先生(千葉大学院)とさつき台病院精神科スタッフがダナンとハノイで受講者を対象にWSをしました。
会場はダナン医療技術短大と世界銀行ベトナム・ハノイです。
お互い「同業者」ですから悩みは同じ。すぐに打ち解けて仲間として課題解決にあたり、世銀ベトナムの担当者からは「今年最高のワークショップでした」と絶賛されました。
2011.12
2011.10
「ベトナム看護教育リーダー育成事業」がスタートしました。
世界銀行東京ラーニングセンター
世界銀行のアジア開発事業にAHPが協力して、ベトナムに精神看護学・老年看護学・在宅看護学を提供する事業が10月14日からはじまりました。これはベトナムの看護教育関係者、病院関係者を対象とし、遠隔教育とビデオ教材を提供するものです。
14日のオープニングセッションでは世界銀行東京と袖ケ浦さつき台病院、世界銀行ベトナムとダナン医療大学をTV回線で結び、受講生らと対話しました。
この講師を務めるのは岩崎弥生先生(千葉大学院看護学教授)をはじめとする精神看護の専門家。AHPがファシリテーターとなり、2年間の準備期間を経て実現したものです。
12月には現地セッションも予定しており、遠隔だけでなく直接受講生たちとお会いして問題解決を探ります。
「老年看護学」と「在宅看護学」は来年から順次提供していきます。
2011.10
多文化情報雑誌「イミグランツ」を企画編集しました。
ベトナムのEPA提案を紹介しています。
1.EPA看護師・介護福祉士受入に新展開
2.4氏の提言
(1) 井口 泰氏(関西学院大学)
「外国人労働政策の視点から」
(2) 春原憲一郎氏(AOTS理事)
「日本語教育の視点から」
(3) 平野裕子氏(長崎大学)
「保健医療社会学の視点から」
(4) 安里和晃氏(京都大学)
「マネジメントの視点から」
3.現場報告
岡田智幸(医療法人健和会:AHP)
池田敦史氏(LIC国際学院)
剣持敬太(社会福祉法人さつき会:AHP)
4.座談会「外国人看護師」を展望する
梶原優氏(日本病院会副会長)
小川忍氏(日本看護協会常任理事)
竹内美佐子氏(袖ケ浦さつき台病院看護部長)
二文字屋修(AHP理事)
お求めは、→ こちらまでどうぞ。
2011.07.11
2010.11
2010.07.03
2010.07.03ガルーダ・サポーターズ主催「外国人看護師・介護福祉士候補者 どうなる? どうする? EPA受け入れスキームのゆくえ」が東京・JICA地球広場で開催されました。AHPからも討論会の発言者として出席しました。
「事務長ブログ・紙つぶて」に参加報告があります。
2010.05.15
2010.05.15 5月15日(土)日本語教育学会主催 日本語教師研修「日本語教師が知っておきたい『介護の話』」で、AHP関係者3名が講師を務めました。
たくさんの日本語教育関係の方にお出でいただき、ありがとうございました。
2009.01.31
2009.01.31 外国人看護師シンポジウム
「現場からの発信 外国人看護師の受け入れ」発言集
東京・日本看護協会JNAホールで行われたシンポジウムでした。