2025年5月9日 君津四市高齢者福祉施設連絡協議会 研修会に講師として登壇します。

千葉県袖ケ浦・木更津・君津・富津の四市の特養・養護・ケアハウスなどの会員施設で構成されている、君津四市高齢者福祉施設連絡協議会の研修会に講師として招かれました。
「外国人介護職員の存在が示唆するもの」という内容の約2時間弱のオンライン研修会になります。
ディエンビエン省人民委員会との会談と介護留学生説明会開催
ディエンビエンフー訪問に先立ち、ハノイのベトナム看護協会を訪問しました。
ダナン病院の看護部やリハ部の職員を対象に出版された介護教科書を用いて患者ケアのオンラインセミナーを視察しました。
医療法人 奈良東病院グループの鉄村会長を団長とする一行6名はディエンビエンフー空港から人民委員会に直行、クオン党書記をはじめとする幹部との会談に臨みました。
鉄村会長は書記長とは旧知の中で、打ち解けた会談になりました。
その後市内の高等学校を表敬訪問し、講堂に集まった約200名の学生に奈良市の日本語学校並びに介護福祉士養成校への留学説明会を開催しました。
通訳のヒュエンさんは地元出身で日本に7年間留学した経験から日本について話し始めると学生から活発な質問がありました。
岡田氏が日本の高齢者介護の様子を動画を用いて解説し、奈良の介護留学システムや留学生たちのメッセージも伝えました。
説明会が終わってからも多くの高校生が会場に残ってたくさんの質問があり、有意義なディエンビエンフー訪問となりました(二文字屋)
参加者:奈良東病院 鉄村会長、鉄村院長、事務局 岡田氏、CICS マイアイン氏、AHP 二文字屋
※人民委員会での会談は、当日の現地ニュースで報道されました。
既にお知らせしておりますが、 2024年11月11日 ひつじ書房から「受け入れ現場から考える外国人労働問題と介護の取り組み」が出版されています!
AHPが関わってきたベトナムの医療系大学とのKAIGO教育交流やハノイの医療短大教諭の提言、介護施設での外国人材受け入れの経験、ベトナム高齢者の課題など、それぞれの執筆者が長年の関りから得た知見をまとめました。
また介護の日本語教育を探求する研究者、そして外国人労働問題の専門家との座談会も収めました。
税込 3,300円
ひつじ書房やAMAZONなどで購入できます(二文字屋)。
第1章 支援プロジェクトが生んだ偶然と共鳴の出会い 二文字屋修(NPO法人AHPネットワークス理事)
第2章 外国人介護職員との協働から得た目に見えないもの
剣持敬太(社会福祉法人さつき会 特養袖ケ浦菜の花苑施設長)
第3章 ベトナムと地域(奈良・大阪)を軸にした循環型受け入れ態勢
岡田智幸(医療法人奈良東病院グループ統括)
第4章 ベトナム中部都市ダナンにおける介護人材育成の経過と受け入れについて
原 国芳(社会福祉法人千寿会理事)
第5章 介護福祉士養成校における留学生教育と育成について
桝 豪司(近畿社会福祉専門学校校長)
第6章 外国人介護職員の雇用と職員教育の効果 中之庄まき
(医療法人弘仁会老健ロータスケアセンター介護部長)
第7章 外国人医療・福祉人材受け入れの展望
① 外国籍職員との関わりから見えてきた定着のアイディア
矢田高裕(社会医療法人さつき会袖ケ浦さつき台病院理事長)
② インタビュー「ベトナムでの草の根活動と医療・福祉人材育成の経験」
大田泰正(社会医療法人祥和会脳神経センター大田記念病院理事長)
第8章 よりよいベトナム人介護士を受け入れるために
レ ティ ビック ホップ(ハードン医療短大教諭)
第9章 ベトナムの高齢者および介護士教育の概要
ファム ドゥック ムック(ベトナム看護協会会長)
第10章 持続可能な介護の日本語教育への探究―ある日本語教師の足跡
神村初美(創価大学教授)
第11章 座談会 外国人介護職員受け入れの諸問題―日本型移民政策を考える糸口
川村千鶴子(大東文化大学名誉教授)
安里和晃(京都大学准教授)
万城目正雄(東海大学教授)
マイ アィン(ベトナム・CICS社)・
岡田智幸・二文字屋修(司会)